原子力

2011年8月 1日 (月)

体内被曝量を減らすために運動しようぜ

原発事故から5か月がたとうとしている。

事故直後の放射能の主役はヨウ素131だった。しかしヨウ素131の半減期は約8日であり、5か月経った今と成ってはその量は、2の17乗分の1です。ほぼゼロ。Photo

今現在、放射能の成分として問題と成っているのは、ヨウ素ではなく、セシウム137です。セシウム137は半減期が30年と長く、物質として無害化するには時間がかかる。

しかし物質である以上、それは雨で流されたり、摂取しないように社会的に努力することで、事故直後よりは、被曝を避ける環境に成りつつはある。まぁ「ホットスポット」とか、「稲わら問題」とか、問題は山積ですけどね。

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2011年3月26日 (土)

乳児と水の制限

放射能の影響で、
乳児の水摂取制限に関する発表されて数日たちました。

私は疑問に思うことがあります。
まぁ、これは数学的・・・いや算数的な疑問であり、現実社会では無視されてもいい疑問ですけど・・・、

この「水の摂取制限」というのは、

「1年間摂取し続けた場合の危険度」

の数値が基準ですよね。
それも、「体に影響が出る数値の1/20」らしい。

 

で、乳児に付いてなんですけど、
乳児は体の成長が早いおかげか何かで、ヨウ素なども高効率で影響されてしまうので危険度も違うらしいですが・・・、

乳児って1歳未満の赤ん坊のことを言うんですよね。
つまり、生後6ヶ月の赤ん坊は、半年後には乳児ではなくなる。

半年後には乳児は幼児に成長し、離乳食が始まったり、ヨウ素の影響度も下がったりで、摂取制限外に成る。

 

つまり、たとえば誕生したての赤ん坊以外は、乳児として1年間水を摂取することは不可能なわけで、

生後6ヶ月の赤ん坊は、規制せずとも半年後には乳児から幼児になる訳で、

幼児に成長すれば、赤ん坊は放射能に対して強くなってる訳ですよね。規制は必要なくなるんですよね。

どうなんでしょうね。

まぁ、こんな机上の疑問なんて、現実のママさんなどには関係ないですけどね。
わが子は心配でしょうから。

算数的に、あれ?って思っただけです。

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2011年3月24日 (木)

宇宙飛行士は通常の180倍の放射線を浴びる

宇宙飛行士は通常の180倍の放射線を浴びる。

それでも、人体への影響は、例えば発がんリスクは通常よりも3%増えるだけという。

ニュース記事
http://news.nicovideo.jp/watch/nw44720

記者会見映像
http://www.youtube.com/watch?v=aDgzCMOfz-c

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2011年3月19日 (土)

スペースコロニーの放射線対策

私は昔、スペースコロニーに関して友人たちと激論を交わした経験があります。
実現性についての学術的な激論です。

その時に一つ、問題視されたのが、宇宙から降り注ぐ放射線、つまり「宇宙線」の対策でした。まぁ、その時に出た対策案というのは、

・鉛の壁だと何cm必要。
・水の壁だと何m必要。
・コンクリートの問題。
・コロニーの窓はクリスタルガラス(鉛入り)が良い?
・宇宙船の放射線対策では金箔などが使われる。

などがあり、まぁ遊び感覚の激論だった訳ですが、その時に色々と知識が増えていったものです。そしてその時に同時に

・「放射線?放射能?違いは何?」
・「粒子線?電磁波放射線?違いは何?」
・「シーベルト」という単位。
・「どの程度の放射線が人体にどう影響するのか」
・核分裂の仕組み
・宇宙線の成分

というものも知識として得た。

当然、コロニーの科学全体の議論だったので、重力問題、食糧問題、エネルギー問題、生活空間の問題、空調問題、・・・あらゆる事を議論したのですけどね。

 

今回の東日本大震災における原発事故問題において、その時の知識が少なからず蘇り、例えば東京電力の記者会見の言葉や、避難関連における数値の理解もスムーズに行われ、例えば関東にて検出された放射線量の数値の安心度なども理解できた。

でもね、多くの人って放射線や放射能の知識なんて無いでしょ。チェルノブイリ原発事故や、広島・長崎の原爆のイメージしか無い人が多いはず。スリーマイル島原発事故の例すら知らない人が多い。

マスコミは、事故の模様と、会見の模様を国民に発信し続ける訳ですが、彼らもやっぱり理解が浅い。まぁそれは当然なのだろうけど、・・・何とも無責任で過剰な心配を煽るような報道しかされない。

ていうか、もし基礎知識が無かったとしても、科学リテラシーのある人間なら、ちゃんと理解できたはずでしょう。
報道に携わる人間はよく「メディアリテラシー」とか言いますけどね。「情報選別力」とでも言いましょうか。そういう人間に「科学リテラシー」つまり「科学的な理解力」が無いってのは、それはとても残念な事です。 

なぜもっと科学的に報道しないのか。
なぜ無知な人間が真っ先に口を開くような仕組みにマスコミは成っているのだろうか。
アナウンサーやコメンテーターは、まるでその辺の主婦の井戸端会議のレベルで、社会を扇動しようとしている。

恐いのは解るけどさ、恐がって謝った科学を報道していいのかどうか。

本当に残念でならない。

 

「放射能が恐いから関西に避難します」とかいうインタビュー映像が有った。
南相馬市やいわき市では救援物資が届かなくなったとか。
関東地方各地では数十マイクロシーベルト/h程度の検出で大騒ぎ。マスコミが先頭に立って大騒ぎ。

どうにか成らないものか。

これも一重に、理系離れな国民を量産してきた日本の教育の賜物なのだろうか。

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2011年3月15日 (火)

原発事故で気に成るのは炉心温度

ニュースなどでは「放射線量」、「放射能物質の飛散」、「冷却水の水位」などが報じられている。

でも、私が一番知りたいのは「炉心の温度がどの様な推移なのか」です。
トラブルが起きながらも着実に温度は低下しているのか。
それとも温度低下は進んでいないのか。

水素爆発も、放射線量も気に成りますが、
今、何を目的に対処を講じているかと言えば、それは炉心の冷却です。

その目的がどのくらい達成されているのかが知りたいのですが・・・。

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2011年3月13日 (日)

メルトダウン

地震関連の政府の記者会見を聞いていてビックリした。
「炉心溶融(ろしんようゆう)の可能性がある」との発言。

「炉心溶融」とは、英語で言うならば、

あの有名な大惨事の名前「メルトダウン」だ。

福島でメルトダウンが発生した可能性が有ると言うのか・・・。
あのスリーマイル島やチェルノブイリの事故と同じ、メルトダウン・・・・。

1979年 アメリカ、スリーマイル島原子力発電所事故
1986年 ソ連、チェルノブイリ原子力発電所事故

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2009年7月 2日 (木)

石油の枯渇について

石油の枯渇とは、石油埋蔵量がゼロになる・・ということではない。

現在の油田のように活用しやすい状態で採れる状態ではなくなる・・・ということを枯渇という。つまり経済的に採算の合う状態云々が関わってきて、その数値は現在、数十年とか計算されている。

去年あたりまでの石油の高騰では、オイルサンドなどの採算性まで出てきた。これは何を物語っているかと言うと、石油の値段が上がれば、今まで使えなかった石油資源に手が出るという事。

しかし同時に私は思いました。
オイルサンドを扱うような事態、時代というのは、石油の値段がこれほどまでに高くなる時代だということ。生活に使う費用のエネルギーに回される割合が増える社会において、それほどまでに石油の需要が起こるだろうか。
オイルサンドの活用が普通に成った社会が将来きたとして、その頃にはもうすでに、脱石油な意識が世界中で起こっているのではないか・・・と。

オイルサンドなどの扱いづらい石油の活用を続けた場合、それなりに「完全な枯渇」までの時間は稼げるでしょう。しかし、その石油を活用できるのは果たして普通の一般市民だろうか。

■枯渇後の社会
まず、石油がなかった時代の社会のエネルギーを考えてみる。

薪や炭を燃やしたり、植物油で明かりを灯したりしていた。薪、炭、植物油・・・ということは「バイオマス・エネルギー」ということ。

来るべき枯渇後の社会においては、これに水力発電、風力発電、太陽光発電などがプラスされる。つまりは、バイオマス、水力発電、風力発電、太陽光発電などによって、石油の穴埋めを行わなくてはいけない。

ある統計によると、石炭は今後150年くらいで枯渇するらしい。原子力発電の燃料であるウランは80年で枯渇するらしい。これらによって、石油枯渇からの時間的猶予は与えられるのかもしれない。この猶予の間に何とかしなくてはいけないのでしょう。

問題は、バイオマス、水力発電、風力発電、太陽光発電などのクリーンエネルギーだけで世のエネルギーを全て賄えるかってことですね。
無理でしょう。
100年後、例えば車(電気自動車)は公共のバスなどだけ・・・とか。そういう社会に成ってるかも知れません。

■今やるべきこと
バイオマス、水力発電、風力発電、太陽光発電などによって社会を支える、そのような社会への改造を目指すこと、技術的な発展を目指すことが求められるのでしょう。

人、一人一人が「レジ袋を使わない」とか、そういうのも良いけれど、もっと抜本的な社会構造改革が求められる。レジ袋の必要ない社会、使い捨て文化の必要ない社会、その構築が必要になる。
一部、エコバッグを否定したり、リサイクルを完全否定したりしている「武田邦彦」のような存在が居ますが、私はそのような意見には賛同できませんけれどね。
私はエコバッグは否定しない。リサイクルも大賛成であり、社会はそれらを高効率で行うための社会を作るべきと考えます。

ハイブリッド自動車、電気自動車などの技術的改革はとても有意義なものと私は考えます。電力と言うのは現在は火力発電がある程度の割合で元となっているけれど、将来的にはクリーンエネルギーだけでも動く・・・という可能性を秘めています。

石油を使わない・・・となると、節電、節約・・・とかだけの省エネや省資源の話に成るけれど、個人の電気代を節約・・とか、生活を苦にするような行動だけでは長続きしない。節約なんてものは、石油が高騰すれば必然的に起こることでしょう。それよりも社会構造がその行動によって少なからず変わるものなら、やっていても有意義なことでしょう。

 

コネタマ参加中: 石油がなくなるって、意識したことある?

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2008年2月27日 (水)

世界の原発攻防 2008

■二度の巨大事故により世界が畏縮
1979年 アメリカ、スリーマイル島メルトダウン事故
1986年 ソ連、チェルノブイリ原発事故

■ドイツの原発ゼロ化計画
これは原発事故の危険性に対して取られた政策。
ドイツでは現在、原発の建設が法律によって禁止されている。

※↑ここまでが、原発の畏縮期
※↓ここからが、原発見直し期

■地球温暖化問題
温暖化ガスの排出がほぼゼロである原発に陽の目が当たってきた。

■石油資源の不安定化
中東、アフリカ、南米・・・多くの石油産出国が、反米などを掲げ情勢が不安定化している。
そして、何より石油の枯渇が将来の懸念材料として具体化してきている。
それと共に、中国やインドなどの新興国の発展が、石油資源の争奪戦に参加してきた事により、問題は激化してきた。

■ウラン争奪戦
カザフスタン
小泉純一郎が総理大臣の仕事納めとして一番最後に訪れた国。
この国はウラン埋蔵量が世界一といわれている国だ。
しかも、開発が殆んどされておらず、・・・にもかかわらず、現在のウラン産出量が世界第2位。
この国に世界は目をつけている。
当然、小泉総理はこれを意識した外交の為に訪れたわけです。
(ウランの他にもレアメタルが各種有るので、日本の工業界としては目が離せない国となっています)

NHK解説委員室ブログ 時論公論 「カザフ、ロシアとの原子力協力」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/2922.html

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■濃縮技術の独占
ロシアの戦略
ロシアは、カザフスタンのウラン濃縮を全て独占しようと画策している。

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■アメリカの選択
不安定な石油資源を少しでも敬遠するために、原子力を再び取り入れる決意をした。

■ヨーロッパの選択
地球温暖化に対するCO2削減政策と相まって、原発の安全性の向上を考慮した結果、脱原発政策の見直しへと動いてきている。

原発ゼロを宣言したドイツも、動き始めているようだ。
欧州「脱原発」見直しへ
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06100628.cfm

■原発建設ラッシュ
アメリカが方針転換したことが大きいとされています。
スリーマイル島事故以来、アメリカは原発建設を絶ってきましたが、昨今のあらゆる情勢が、原発復活の契機となりました。

アメリカを含めて世界の原発需要は、2030年までに150基。
原発一基あたり3000億円。
新に生まれる市場は40兆円となる。

■原発建設は日本の独壇場
原発建設業界は、規模の大きい順に、
AREVA(仏)、三菱重工、東芝、日立、GE(米)となっている。
40兆円という資金は確実にこの5社に分配される事になる。
そんな中でも、将来これから求められる巨大原子炉用の部品などに関しては、実は日本の企業の独壇場となっている。
非常に興味深い状況だ。
ちなみにロシアは、ソ連時代に建設された原発を維持するだけの能力しかなく、またソ連の建設政策もチェルノブイリ事故によって凍結され、そのままソ連が崩壊したため、建設技術そのものが凍結されてしまった。
新規に建設するにはやはり日本の技術が必要となる。

■日本の「非核三原則」
「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という、日本政府の三つの原則。宣言。
法律ではないため、この三原則自体に法的な拘束力はないが「核兵器を持たず、作らず」の日本独自の核保有に関する2項目については、1955年に締結された日米原子力協力協定や、それを受けた国内法の原子力基本法および、国際原子力機関(IAEA)、核拡散防止条約(NPT)等の批准で法的に禁止されている。

この日本の基本政策により、軍と密接な関係に有るロシアの原発関連機関にたいして、日本は協力することがとても難しくなってきている。
また、インドはNPTを批准しておらず、核兵器を独自開発したことで、日本からの原発支援が行いにくい状態に有る。
しかし、そんなインドに対して現在アメリカは原発に関して緩やかな姿勢を見せている。
発展著しいインドに対して、原発利権を得る事は経済的に大きな意味を持つ。
中国への対応は日本はどうするのでしょう・・・。

このへんの世界情勢と攻防にちょっと、興味深深です。

グリンピースとか、この世界の流れをどう動いていくんでしょうね・・・
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/nuclear/2003/20030322seminar_html
原発が環境に良いって流れの話に成ってきてるわけです。
放射能漏れが怖いか、地球温暖化が怖いか・・・どっちが環境問題として大きな問題かってことになってきますね。
ま、グリンピースとかって、単なる政治の道具だからね。
カリブの海賊が政府の差し金だったのと同じ。私掠船と言うべきかな・・・。
末端はどんな気持ちでやってるのかは知らないけど。

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2007年3月12日 (月)

核融合計画

危険な「原子力発電(核分裂)」とは違う、「核融合発電」。
その国際的な実験の計画が「ITER計画」だ。

くやしい、日本はITER計画の誘致に負けた・・・。
日本は最後まで候補に残ってたのに、フランスに負けた・・・。
そう思う人が多いかもしれない。
しかし、そうとも言えないのが本当のところだ。

ここにある1枚の写真は、ついこの間までITER計画を中心的に引っぱってきたアメリカがなぜ99年に突然降りてしまったのか、その背景を示している。
050704_201
NIFのターゲットチェンバー完成を祝う式典(拡大
(ローレンス・リバモア研究所より)

核融合とは? またその可能性は? 未来図は?
順を追って説明したいと思う。

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