銀河英雄伝説

2013年5月 9日 (木)

「銀河英雄伝説」と「キングダム」

 

「銀河英雄伝説」は、現在より数世紀後の銀河を舞台にした世界の覇権を争うSF物語だ。
「キングダム」は、約2300年前の中国、秦の始皇帝が中国全土の覇権を握るまでの物語だ。

この2つの物語には、共通点は少ないのだが、戦争における戦略や戦術において、似たようなことが度々描かれる。

銀河英雄伝説の作者は、物語上の戦略や戦術を描くとき、元の知識として、実際の故事を引用している節がある。

「陣形」や、「戦闘における流れ」などにそれらが見られるのだが、私はどうもその部分にリアリティを感じなかった。何故ならば、宇宙では三次元的な戦闘になるはずなのに、表現される陣形や流れが常に二次元的だったからだ。

また、「戦術的な強さ」や、「敵陣突入」みたいな表現においては、宇宙船一隻の単位が最少であり、そこに何か表現的な無理を感じていた。
人間個々の感情が動きに現れにくいであろう宇宙船での戦闘なのに、なぜか人間臭い。
その辺について具体的に「何」とは解らなかったが、私は銀河英雄伝説の物語の中で、戦闘の表現において常に「モヤモヤ」したものを感じていた。

で、「キングダム」です。
キングダムでの戦闘でも、実は同じような表現で陣形や戦術が描かれていた。そして、なぜこの武将の戦略は成功し、この武人の戦術は強いのか、各武将の戦場でのカリスマ性はなぜ高いのか。これらがリアリティを持って感じることが出来た。

これは、キングダムの戦闘の最小単位が1個人であり、そこには人間の戦場での心理が想像できるからなのかもしれない。
戦略や戦術においては、当然二次元的に進んでいく事に何の違和感もない、当然の状況であり、ここにもリアリティを揺るがすものが無い。

銀河英雄伝説の作差、田中芳樹は、こういう戦闘の描写をしたかったんだな・・・と。それを「キングダム」を読むことで理解できた。

キングダムには、銀河英雄伝説のような華麗さはない。
銀河英雄伝説には、キングダムの様な戦闘に関する心理的整合性は無い。

銀河英雄伝説は、素晴らしい物語で凄く好きな作品だけど、戦闘シーンだけはどうも気に入らなかった。キングダムはその辺の何かを埋めてくれたような気がした。

まぁ、銀河英雄伝説の戦術や戦略にリアリティが無いのは、仕方がないことなのかもしれない。三次元空間での宇宙船での戦闘を、つまり古代の先頭である地上での歩兵や騎馬隊と同じように表現しているのだから。

「銀河英雄伝説」が好きな人は、一度「キングダム」も読んでみてはいかがでしょう。

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2009年9月16日 (水)

社会を見る思考・政治観

民主党が正式に政権を握った。
私はこの政権に対して言いたい事も沢山ある。
そして、賛成することもそれなりに有る。

しかし、それとは別に、世間一般が的のズレた事を言っているのを見ると歯がゆくなってしまう。残念な思いが付きない。

 

民主党の政策マニフェストには、実現したら理想的である物がいくつもある。市民の多くは「本当にそれが実現できるのか」という懸念が生まれている。
また、「それが実現したら我々は損をする」と叫ぶ人々もいる。

しかし、それら心配や批判の多くが、実は自民党の民主党に対しるネガティブキャンペーンが大元だったりもする。自民党の言い分にも事実はあるが、その多くが投げやりな反論であることが多い。

 

「銀河英雄伝説」に、とある一説がある。
世の情報に関する一つの考え方を語る台詞だ。

「一つだけ教えておこう。
世の中に飛び交っている情報ってものには、必ずベクトルが掛かっている。つまり、誘導しようとしていたり、願望が含まれていたり、その情報の発信者の利益を図る方向性が付加されている。それを差し引いてみれば、より本当の事実関係に近いものが見えてくる。」

--「でも、その発信者の正体が判らないときはどうするんです?」

「よく言うだろう。
犯罪が行われた時、その犯罪によって利益を受けるものが真犯人だと、それと同じさ。」

世の中を見るうえで正しい見解を得るための基本といえるでしょう。
社会を見る思考

問題は、どの情報が「真実」で、どの情報に「ベクトル」が掛かっているのか。それを判断する事が難しい。
一つの安易な方法として「信頼できる情報筋」というものを持つことが挙げられる。しかしこれも、その信頼度の流動性を考えると絶対的なものとはならない。
また、政策の信頼性に関して言うならば、その政策が行われた未来を自分の頭で考えてみれば良い。「広域的」かつ「長期的」に。

 

世の中の情報をどれだけ取りいれ、どのようにして自分の中で真実をつかむのか。
世に流れる数値や話題にはいくつかの種類が有る。つまり、
 ・事実から生まれた「データ」
 ・データにより生まれた「情報」
である。
「データ」と「情報」は違うものだ。データは結果の羅列であって、何が必要で何が不要なのか一見すると解からない。そこで情報処理を行うことで、見る側の解かりやすい「情報」が作られるわけだ。
よって、「データ」と「情報」の間には、必ず情報処理者の感情や思考が挟まることになる。これはマスメディアなどに多く見られる行動の一つだ。

「情報処理」とは、実はIT用語である。
「データ」を計算によって「情報」に変えるコンピュータ・プログラミング。
機械計算による情報処理。
インフォメーション(情報)テクノロジー(技術)。これがIT。

「情報化社会」といわれて久しい昨今、情報の海に溺れてしまう人々が多く生まれ、それに呼応して、目ぼしい情報をピックアップしてくれる存在が有りがたがられている。存在とは多くの場合、企業であり、利益追求のベクトルが掛かっている。

 

つまり、「情報を処理する存在」が世を操作しているのであって、その情報処理の結果生まれた情報が、一般的に見て美味しそうなものであった場合、その情報は爆発的にヒットしてしまう。・・・ただ、それは本当の意味で「美味しいもの」なのだろうか。ベクトルに流されてはいないだろうか。

 

では、ベクトルの掛かっていないより正しい情報が欲しい場合はどうすればいいのか。

それは、自分で「情報処理」の作業を行えば良い。
ただそれだけのこと。
自分なりの正しい情報が欲しい場合、データのみを取り入れて、自分なりの思考にて情報処理を行い「情報」を生み出す。そしてその情報と現実との差を感じた時、そこにベクトルを感じれば言い。そのベクトル根本には、必ず自分の思考と相反する人間がいる。

ただ、その「相反する人間」という存在が、「悪」である可能性はそれほど高くない。自分の思考が間違っている可能性や、「善」対「善」の攻防である可能性も有る。

 

・・・そう。
ここからが真の難しいところ。
悟りの境地などが必要になってくる。

つまり、私が言いたいのは、民主党が今何をやろうとしていて、何が理想だと考えているのか。それを人々は理解すべきなのだが、余計なベクトルに惑わされずにそれを考えなくてはいけない。
マスコミ発や自民党発のベクトルを理解しなくてはいけない。

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2009年1月20日 (火)

社会を見る思考

「銀河英雄伝説」に、とある一説がある。
世の情報に関する一つの考え方を語る台詞だ。

「一つだけ教えておこう。
世の中に飛び交っている情報ってものには、必ずベクトルが掛かっている。つまり、誘導しようとしていたり、願望が含まれていたり、その情報の発信者の利益を図る方向性が付加されている。それを差し引いてみれば、より本当の事実関係に近いものが見えてくる。」

--「でも、その発信者の正体が判らないときはどうするんです?」

「よく言うだろう。
犯罪が行われた時、その犯罪によって利益を受けるものが真犯人だと、それと同じさ。」

まぁ、世の中を見るうえで正しい見解を得るための基本といえるだろう。

しかし問題は、どの情報が「悪」でありどの情報が「善」なのか、それを判断する事が難しいということ。一つの安易な方法として「信頼できる情報筋」というものを持つことが挙げられる。しかしこれも、その信頼度の流動性を考えると絶対的なものとはならない。

世の中の情報を取りいれ、どのようにして自分の中で真実をつかむのか。

世に流れる数値や話題にはいくつかの種類が有る。つまり、
 ・事実から生まれた「データ」
 ・データにより生まれた「情報」
である。
「データ」と「情報」は違うものだ。データは結果の羅列であって、何が必要で何が不要なのか一見すると解からない。そこで情報処理を行うことで、見る側の解かりやすい「情報」が作られるわけだ。
よって、「データ」と「情報」の間には、必ず情報処理者の感情や思考が挟まることになる。これはマスメディアなどに多く見られる行動の一つだ。

「情報処理」とは、実はIT用語である。
「データ」を計算によって「情報」に変えるコンピュータ・プログラミング。
機械計算による情報処理。
インフォメーション(情報)テクノロジー(技術)。これがIT。

「情報化社会」といわれて久しい昨今、情報の海に溺れてしまう人々が多く生まれ、それに呼応して、目ぼしい情報をピックアップしてくれる存在が有りがたがられている。存在とは多くの場合、企業であり、利益追求のベクトルが掛かっている。

 

つまり、「情報を処理する存在」が世を操作しているのであって、その情報処理の結果生まれた情報が、一般的に見て美味しそうなものであった場合、その情報は爆発的にヒットしてしまう。・・・ただ、それは本当の意味で「美味しいもの」なのだろうか。ベクトルに流されてはいないだろうか。

 

では、ベクトルの掛かっていないより正しい情報が欲しい場合はどうすればいいのか。

それは、自分で「情報処理」の作業を行えば良い。
ただそれだけのこと。
自分なりの正しい情報が欲しい場合、データのみを取り入れて、自分なりの思考にて情報処理を行い「情報」を生み出す。そしてその情報と現実との差を感じた時、そこにベクトルを感じれば言い。そのベクトル根本には、必ず自分の思考と相反する人間がいる。

ただ、その「相反する人間」という存在が、「悪」である可能性はそれほど高くない。自分の思考が間違っている可能性や、「善」対「善」の攻防である可能性も有る。

 

・・・そう。
ここからが真の難しいところ。
悟りの境地などが必要になってくる。

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2007年3月21日 (水)

そして「ボレロ」は伝説へ・・・ EP2 「銀河英雄伝説」

「銀河英雄伝説」とは、田中芳樹のSF小説だ。
物語は宇宙戦争物なのですが、中身がとても哲学的であり、そしてとても興味深い登場人物達による人間ドラマでもある。

そして、この小説が初めて映像化されたのが、劇場版アニメ「銀河英雄伝説 わが征くは星の大海」だ。

   
銀河英雄伝説 わが征くは星の大海
             銀河英雄伝説 DVD-BOX

この中でフィナーレとなる大艦隊同士の戦闘シーンで「ボレロ」が優雅に流れるのである。
淡々と行進し、陣形が変化していく。
徐々に戦闘は激しくなり、最後の盛り上がりシーンでは、音楽と映像が融合し、大スペクタクルなシーンが続き、そして曲の終了と共に戦闘が止まり静まり返り、物語は収拾していく。
演奏時間15分前後の「ボレロ」・・・。
その始まりと共に戦闘の火蓋が切られ、曲の終わりと共に一気に雌雄が決する。

カッコイイ、素晴らしい!
こんな優雅な戦闘シーンを観たのは初めてだ。
こんなボレロがこの世に存在するなんて・・・。

この映画は、これから長く続く「銀河英雄伝説」の物語の序章であり、「ボレロ」自体はこの時1回しか使われていない。
しかしファンの印象としては、銀河英雄伝説の音楽=ボレロであり、切っても切り離せないものとなった。

その後このシリーズは、30分×110話の巨大なスペースオペラ作品となった。
ボレロの演出の成功により、その後の主だった導入歌は全てクラシック音楽になり、そしてその迫力と魅力をこの物語の中に注ぎ込むことになった。
このアニメ作品の曲が、既存のクラシック音楽を一切使わないものだとしたら・・・、それは全然印象の違う作品になっていたでしょう。
そして、ここまでおごそかな雰囲気の作品にはならなかったでしょう。

「銀河英雄伝説」を知る人にしか解らない、狭き世界の「ボレロ伝説」では有るが、
少なからず「ボレロ」と聞いてこの物語の感動を思い起こす人々がこの世には存在するのだ。
嗚呼、素晴らしきかな、感動のボレロよ。


そして「ボレロ」は伝説へ・・・ EP1 サラエボの幻想 (映像あり)
そして「ボレロ」は伝説へ・・・ EP2 「銀河英雄伝説」
そして「ボレロ」は伝説へ・・・ EP3 ジルベスターコンサート
そして「ボレロ」は伝説へ・・・ EP4 愛・おぼえてますか

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2007年3月 9日 (金)

銀河英雄伝説 階級と制服と軌跡

ゴールデンバウム王朝帝国軍
       軍服による見分け       ラインハルトの軌跡  その他
元帥    元帥用軍服 マント     帝国軍最高司令官
                         宇宙艦隊司令長官  リップシュタット戦役
                         帝国軍副司令官   宇宙艦隊の半数を預る
                                   オーベルシュタインと出会う
上級大将 提督用軍服 襟蔓2 肩線3 20歳          アスターテ会戦
大将    提督用軍服 襟蔓1 肩線3              ブリュンヒルト下賜
中将    提督用軍服 襟蔓1 肩線2              1万隻の艦隊を指揮
少将    提督用軍服 襟蔓1 肩線1 地上戦武勲で少将に 2500隻を指揮
                                      ケスラーと関わる
                                      ビッテンフェルトを知る
                                      ヤンと交戦
准将    提督用軍服 襟蔓1 肩線0  18歳 分艦隊司令  200隻を指揮
大佐    襟蔓3 胸蔓3 肩線3    17歳 憲兵隊勤務  ケスラーを知る
中佐    襟蔓3 胸蔓3 肩線2    巡航艦艦長      ワーレンと出会う
                                      レンネンカンプと出会う
                                      アイゼナッハを知る
                                      ミュラーを知る
少佐    襟蔓3 胸蔓3 肩線1    駆逐艦艦長
大尉    襟蔓2 胸蔓1 肩線3    16歳 軍務省内勤  決闘 ルッツに教わる
中尉    襟蔓2 胸蔓1 肩線2    駆逐艦の航海長
少尉    襟蔓2 胸蔓1 肩線1    15歳 初陣       幼年学校卒業時
准尉    襟蔓2 胸蔓1 肩線無し
曹長    肩2
軍曹    肩1
伍長    手首二重輪
兵長
上等兵
一等兵
二等兵

自由惑星同盟軍
      軍バッチ等  ヤンの軌跡        その他
元帥   中星    同盟軍史上最年少元帥   対ラグナロック作戦
                               ラインハルトとの会談
大将   星3    イゼルローン要塞・艦隊司令官 救国軍事会議クーデター
中将   星2                      アムリッツァ星域会戦
少将   星1     第十三艦隊司令官      ローゼンリッターと出会う
                              イゼルローン攻略
准将   棒棒    第二艦隊次席幕僚      アスターテ会戦
大佐   棒丸    27歳 非常勤参謀
中佐   
少佐         謀殺説非公式調査員    ビュコック准将を知る
                              パトリチェフ大尉と出会う
                              ムライ中佐と出会う
大尉   半欠棒丸 大尉の在位6時間      大尉昇進の同日に少佐昇進
中尉   半欠棒   21歳 エルファシル      エルファシルの英雄誕生
少尉   半欠丸
准尉   半欠
曹長   L字欠丸
軍曹   L字欠
伍長   L字欠
兵長   L字欠
上等兵
一等兵
二等兵

 
ローエングラム王朝帝国軍(新帝国軍)
元帥    元帥用軍服 マント
上級大将 提督用軍服 襟蔓2 肩線3
大将    提督用軍服 襟蔓1 肩線3
中将    提督用軍服 襟蔓1 肩線2
少将    提督用軍服 襟蔓1 肩線1
准将    提督用軍服 襟蔓1 肩線0 
大佐    佐官用軍服 肩線3
中佐    佐官用軍服 肩線2
少佐    佐官用軍服 肩線1
大尉    胸模様あり 肩線3
中尉    胸模様あり 肩線2
少尉    胸模様あり 肩線1
准尉    胸模様あり 肩線無し
曹長    胸模様無し 肩2
軍曹    胸模様無し 肩1
※ デザインは違いますが、基本的にゴールデンバウム王朝時と同じです。

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