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2015年11月 4日 (水)

「下町ロケット」突っ込みどころ満載だけどリアルで面白い

ドラマ「下町ロケット」突っ込みどころ満載だけど面白い。

中小企業の製造業をよく知る私としましては、
・使っている機械
・製品精度の論
この辺について、突っ込みどころが満載なのですが、

いやぁ、面白いですね。

マシニングセンターと言ってるのに実際に使ってるのは旋盤だったり、
使ってる旋盤がstarだったり、
試作部門なのに量産用の材料供給機が付いてたり、
機械製作と手作業の精度の差うんうんの話「ちょっと違うんじゃないか」とか、
まぁ、でも、良いんですよ。

機械の用意や、技術面の話はしょうがないとして、
色々とリアルなんですよ。

例えば、「新しい機械を入れるくらいなら、社員の給料を上げてくれ」
という社員の愚痴も、中小企業では「あるあるネタ」です。
設備投資の費用と、給料の金は、ぜんぜん別の金の巡りのメカニズムであり、それを社員が混同して腹を立てる例は、中小の企業内でよくある話なんです。

「儲かったのだからボーナスを上げてくれ」という話も、経営側からすると辛い選択と決断が必要なのだけど、社員はそれを理解しないまま叫ぶ。
一時の儲けと将来の景気、赤字と黒字、融資と借金返済、これらの金銭的な問題だけでも、いろんな方向から板挟みが経営者を襲う。

ただこのドラマ、ちょっとリアルじゃないと感じる部分もあります。
佃製作所は、社員達が、かなり深く経営方針に口を出してきます。
実際の大抵の中小企業の社員は、あんなに積極的に「会社の方針」に対して口をださない。
これは、
「ありえない」
という話ではなく、何というか、
「うらやましい」
と感じる理想的な社内の空気だと思います。

社員が経営方針に口を出す場合、
大抵は、自分本位の意見を言う訳で、会社の為の方向ではない場合が多く、結果的に間違った方向性の場合が多いのですが、
しかし、こういう「意見を言う」というのがうらやましい。

 

あと、帝国重工の工場内の風景は、
あれは、あまりリアルじゃないですね。

まるでショールームの様なデザインですが、
実際、私もロケット工場を視察したことが有るのですが、
もっと「工場」といった雰囲気です。

私が見たのは、IHIの固体燃料ロケットの工場です。
下町ロケットで語られているのは液体燃料の方であり、これは、実際は三菱重工が作っています。つまりドラマのモデルは三菱重工なのですが、まぁ、三菱重工の工場風景だって、IHIとそう違いがあるはずもありません。

まぁでも、仕方がないですよね。
ドラマは、やっぱり「ドラマチック」に演出しなくてはいけませんからね。
リアルじゃないってのも、ドラマとしてまた一興です。

 

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