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2015年3月 3日 (火)

日本人は、遭難すると、必ず死ぬ。

世界のどこにあるだろう。
日本社会の様に、遭難者をおとしめる社会が。

多くの先進国において、危険な冒険レジャーは、
「バカだなー」とは言葉で言いつつも、
尊重して見守るのが大抵だ。

 

日本では、遭難すると、
非国民扱いされる。

例え、生命的に助かったとしても、
日本では、社会的に殺される。

誰かが遭難したニュースが流れると、
ネット上などでは、遭難者を非難する声ばかりが上がる。

いわゆる「自己責任論」の流れだと私は思う。
突如、日本において、2000年代に発生した自己責任論。
小泉政権にて、財政問題が問われ、税金の使い方について問われ始めた時代に生まれたものだ。そんな誇示性に、当時イラクにNGOとして言っていた日本人が拉致され、それを救助する為に飛行機の運用などに税金を投入した経緯によって生まれた、日本社会の思考の流れだ。

「自己責任論」・・・、
本当の財政問題の主役は、「年金」や「社会保険」の、兆円単位の問題のはずなのに、小泉首相の政治的な”誤誘導”が成功したことにより、問題視する必要のない億円単位の「税金の使い道」を気にする国民性を、日本に植え付けてしまったが故の、残念な流れだ。

遭難者に非がある部分も、
否めないのは事実だが、

「そこまで世間から攻められるべき事なのか」
とも思ってしまう。
いや、責められるべきではない。

気を付けろ!!日本国民よ!
明日は我が身だ。
遭難による命の危険よりも、社会的なこの状況の方が恐ろしい。
怖くて山には行けない…。

この様な社会的な状況が続いた場合、
下手したら、例えば交通事故の被害者すら、非国民扱いされる時代が来るかもしれない。

悲しいことだ。

レクリエーションの高みの一つとして、
雪山登山などはある。
そんな頂点の一つが有ってこそ、
その裾野に、冬の一般的なアウトドアレジャーがある。

夏のアウトドアだって、
海のアウトドアだって、同じだ。

いや、アウトドア関連や、遭難関連だけの話では無い。

趣味やレクリエーションに関わるすべての事柄でそれは起こる。
「アニメ・マンガは有害だ」
「車・バイクの趣味は社会悪だ」
「フォアグラは動物虐待だ」
「毛皮ファッションは悪だ」
「ロックは不良」
 

もし、社会が、レクリエーションの数々を、
「危険だ」「税金の無駄だ」「社会悪だ」として排除をするならば、
いまある日本のレクリエーションの裾野は、大きく減退するだろう。
つまりは、ネット上で我が物顔で罵声を発している人達は、
その発言と同じテンションの同類によって、自分の趣味すら脅かされることとなる。

国は、国民のレクリエーションを守るため、
例え浅はかな計画のレジャーでの遭難であっても、
それを心を込めて、税金を使い、救助する義務がある。
そして、国民は、それを心から見守らなくてはいけない。

そんな社会構造が、人々の心の安らぎを作る。

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