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2015年1月 2日 (金)

北朝鮮によるソニーピクチャーズへのサイバー攻撃について

「ソニー・ピクチャーズ」は、ソニーの子会社だが、

ハリウッドの老舗映画会社を買い取ったものであり、
中身は、アメリカ企業で、経営は殆ど独立している。

 

アメリカでは、連日この、ソニー・ピクチャーズへの北朝鮮からのサイバー攻撃ニュースが語られているらしい。

北朝鮮の主張は「国のトップを蔑ろに扱ったことへの怒り」だろう。

そして、アメリカ社会としては、「表現の自由を守る」という思考のもとで騒いでいると思われる。

「表現の自由」は大事な物であり、守るべき秩序の一つだろう。そして、サイバー攻撃という手法は、犯罪行為だ。
つまり、完全に北朝鮮側が悪いのは事実だと思う。

 

ところで、
アメリカでは、しばしば、仮想敵国のトップを蔑ろにする様な映画作品が作られたりする。今回の北朝鮮に対する映画に限らず、イラクのサダム・フセインや、リビアのカダフィー大佐に対する、存在を蔑ろにした映画をよく作る。

これは、
「悪の存在なのだから、ぞんざいに扱うに値する」
という思考だと思われる。
「我らは正義の存在であり、それに敵対する存在は全て悪である」
というもの。
つまり、「勧善懲悪」だ。
「絶対悪」という存在を信じたうえでの思考だと思われる。

フセイン、カダフィー、キム一族、これらは、「絶対悪」なのだろうか。
私は、彼らが「悪」と言える行動をとる存在だとは思うけど、「絶対悪」ではないと思う。

 

 

日本の昔話「桃太郎」は、
鬼が完全な悪で、
桃太郎が完全な正義だ。
物語としては「勧善懲悪」で解りやすい話となっている。
しかし、鬼は本当に悪なのだろうか。
日本の別の昔話では、鬼が良いヤツだったりもする。

桃太郎の鬼とは、本来はどういう存在だったのだろう。

私が想像するに、
「鬼」とは、「水軍」の一種だったのではないかと思う。
まぁ「軍」とはいうものの、「海賊行為」をしていた水軍も多いわけで、
つまり、海賊のアジトが何処かの島にあって、それが物語に出てくる「鬼ヶ島」なのではないか・・・と。
桃太郎とは、その水軍を倒した対抗勢力のことなのでは・・・と。

日本に水軍がいた時代というのは、まだまだ日本列島の治安は悪かったわけで、その水軍は完全悪ではなかったはず。
「水軍」とは、例えば海辺の人々を守る為の存在であり、基本的には悪の存在ではなく、むしろその人たちにとっては正義の存在だ。
言うなれば、「陸に武士あり、海に水軍あり」といった感じだと思う。
つまり、「桃太郎」という物語は、水軍側の正義と、桃太郎側の正義とがぶつかって、勝ったのが桃太郎側だっただけに過ぎないのかもしれない。

そう考えると「正義ってなんだろう」ということになる。
桃太郎は鬼ヶ島から金銀財宝を持ち帰ったけれど、もしかしたら、これは単なる略奪行為だったのかもしれない。

 

フセイン、カダフィー、キム一族、これらの存在には「正義」の成分は薄いように感じる。
しかし、私が思うに、その国の情勢に対して、「必要悪」的な存在なのでは・・・とも思う訳です。
「独裁政治」というのは、悪ではない。
日本だって、かつては独裁国家だった。つまり「江戸幕府」だ。江戸時代は日本における平和の時代であり、250年もの間、日本の文化を育み、経済の発展と、人々の英知の発展があった。江戸幕府による独裁政治は大成功していた。

中東などでは、いまだに独裁国家が多い。
それは、やはり「石油利権」が原因だと思う。
余りにも巨大な利権であり、ほかの業種が完全に見劣りしてしまう規模だ。
中東がオスマン帝国であった時代、そのままの国の形で石油利権が生れたなら、社会は独裁の道には行かなかったかもしれない。
しかし世界大戦にて敗北したオスマン帝国は崩壊し分断され、社会に秩序が失われた。
そんな状態の場所に石油利権が生れてしまった。
それを国として秩序を持って管理するには、「独裁政治」しか無かったのだと思う。

 
 

 

 

http://www.recordchina.co.jp/a99490.html

この記事によると、アメリカ人たちは、「なぜ日本ではもっとこの事件のことを騒がないんだ」と思っているらしい。
「ソニーは日本の企業だろ。日本ももっと騒ぐのが普通じゃないのか」
「ソニーの表現の自由が侵されているんだぞ」
・・・と。

「表現の自由」が侵されることについては、それに対して、真っ向から対峙して、それを守ることは正しいと思う。オバマ大統領などが叫ぶ「映画は公開されるべきだ」というのは正しいと思う。
ソニー云々は関係無く、日本人としては「その映画が公開されることは正しい」と考える人が多いと思うし、サイバーテロを肯定する人は殆どいないはず。

ただ、日本人としては、その映画作品「ザ・インタビュー」への好感が殆ど無いのも事実だ。この敵国のトップを蔑ろにする内容というのは、例えば日本の戦前や戦中の「鬼畜米英!」と叫んでいた頃のプロパガンダに似ていると感じる。

つまり、多くの日本人は、この映画作品を作った人達に対して、同情的に成れないでいるのだと思う。ゆえに感情的に騒いだりしないし、ニュース報道も淡々と事実を伝えるだけになっている。

さらに、

日本人は身に染みて理解している。「北朝鮮というのはならず者国家である」という事を。
「そういうことをしてくる国だ」というのは、解り切ったことであり、日本人はそのことをアメリカ人以上に身に染みて理解している訳で、つまり、今回の事件を見ても、特に驚くこともないわけだ。

「まぁ、北朝鮮はやりかねないね」
「普通に対抗するしかないね」

と言った感じ。

 

まぁでも、多分、想像だけど、アメリカ社会の中でもこの「ザ・インタビュー」という映画に「やり過ぎだろう」と感じる人は居るんじゃないかなって思う。
しかし、そういう人たちも、「映画は公開されるべき」と絶対に叫ぶ。

アメリカは「自由の国」であり、「表現の自由」を、国の礎の一つとして考えて良い。つまり、北朝鮮の今回の行動は、アメリカ人達の琴線に触れてしまったのではないだろうか。
基本的に犯罪行為であり、さらに琴線に触れてしまった。
まぁ、アメリカ人たちが騒ぐのは無理もないのかもしれない。

つまり、
アメリカ人が騒ぐのは当然であって、
日本人がそれほど騒がないのも当然なわけだ。

(文章途中にて投稿・・・)

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