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2014年8月15日 (金)

みんな大好き「カメラの段」の話

「段」とは何か。
それは、カメラ業界が、撮影を便利にする為に編み出した、一つの概念ですね。

私はこれが、何のために存在してるのか、
全然解らなかったんですよ。
でもね、徐々にその必要性が解ってきた気がするんです。

現在は、デジタルカメラが殆どであり、フィルムカメラを使う人は少ない。
「段」という概念は、そのフィルムカメラの時代に重宝されたものなのだと思いますよ。

 

デジタルの今は、
「ISO」、「F値」、「シャッタースピード」、この3点の設定は、
例えば、
「試しに撮ってみて、液晶画面で確認して、更に設定調整を試みる」
という方法が行えますが、

しかし、フィルムの時代にはそんなことは不可能だった。
で、そこで必要に成ってくるのが「段」という概念なんです。
そういう事だと思うんです。

 

どの様に使われるのか。
それは、例えば、

Dsc_8781_s

↑この写真を例にします。

この写真は、
ISO-100、F1.4、120秒、という設定で撮影した・・・とします。

例えばこんな風に、色んな環境での撮影経験をして、
「うまく撮影出来た時の設定値」
を覚えておくんです。

フィルムは、写真に設定データが残ることも無いので、
多分、撮影ごとに、設定値を紙とペンでメモしてたんだろうな。

 

で、これを、
「シャッタースピードを数秒で撮れるように、設定を変更して撮り直したい」
・・・と、いう場合が有りますよね。

過去の撮影経験を元に、設定数値を変更して撮影をしたい・・・。

そういう時に、「段」という概念が使われます。

 

 

まず「段」というのは、どの様に割り振られているのか。
それを説明します。

最初に、「シャッタースピード」に関する「段」の概念が決められました。 
「1秒」を基準に、2倍→2倍→2倍→2倍→、
又は
「1秒」を基準に、1/2→1/2→1/2→1/2→、
とした数値の区切りを「段」としました。
本来は、
    「1、2、4、8、16、32、64、128、・・・」
    「1/2、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64、1/128、・・・」
となるはずですが、
実際は切りの良い数字、
    「1、2、4、8、15、30、60、120、・・・」
    「1/2、1/4、1/8、1/15、1/30、1/60、1/120、・・・」
が「段」として扱われます。

で、その「明るさの違い」に合わせて、
同程度の違いに成るように「ISO」と「F値」の「段」が設定されました。
「ISO」とは、フィルムの感度の数値です。これは、つまりフィルムの成分を調整して感度を合わせているわけで、それを「ISO(国際標準化機構)」が規格化したものです。

 

 

つまり、例えば、
ISOを「1段明るくする」というのと、
シャッタースピードで「1段明るくする」というのは、
撮影される写真の明るさに関して、同じ効果なんです。

 【 ← 暗い 明るい → 】

ISO、1段刻み
100、200、400、800、1600、3200、6400

F値 1段刻み
32、22、16、11、8.0、5.6、4.0、2.8、2.0、1.4、1.0

シャッタースピード 1段刻み
1/8000、1/4000、1/2000、1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、0.5、1、2、4、8、15、30、60、120

 

 【 ← 暗い 明るい → 】

F値 1/3段刻み
32、29、25、22、20、18、16、14、13、11、10、9.0、8.0、7.1、6.3、5.6、5.0、4.5、4.0、3.5、3.2、2.8、2.5、2.2、2.0、1.8、1.6、1.4、1.2、1.1、1.0

シャッタースピード 1/3段刻み
1/8000、1/6400、1/5000、1/4000、1/3200、1/2500、1/2000、1/1600、1/1250、1/1000、1 /800、1/640、1/500、1/400、1/320、1/250、1/200、1/160、1/125、1/100、1/80、1/60、1 /50、1/40、1/30、1/25、1/20、1/15、1/13、1/10、1/8、1/6、1/5、1/4、0.3、0.4、0.5、0.6、 0.8、1、1.3、1.6、2、2.5、3.2、4、5、6、8、10、13、15、20、25、30、40、50、60、80、100、120

例えば、
シャッタースピードを4、5段下げたい場合、ISOを4、5段上げることで、同じ明るさの写真を撮影することが出来ます。
F値で5段上げても良いのですが、F1.8から5段上げるってのは不可能なので、ISOで対応するわけです。

ISO-100 → ISO-1600(4段上げる)
F1.4 → F1.4(そのまま)
120秒 → 8秒(4段下げる)

ISO-100 → ISO-3200(5段上げる)
F1.4 → F1.4(そのまま)
120秒 → 4秒(5段下げる)

これで同じ明るさの写真を撮影することが出来ます。

 

また、例えば、「F値を大きくして撮影したい」という場合は、

ISO-100 → ISO-3200(5段上げる)
F1.4 → F8.0(5段下げる)
120秒 → 120秒(そのまま)

これで同じ明るさの写真に成ります。

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