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2012年7月31日 (火)

動画作成と著作権に関すること

YouTubeやニコニコ動画に作品をアップロードするうえで、常に気にしなければならないのは「著作権」だ。

映像作品や音楽作品をそのままコピーする形でアップロードしてしまうような著作権違反行為は、これは確実に禁止の方向で良いと思われる。
でも私が思うに、映像作品のBGMとして既存の音楽を使ったり、ある映像作品の一部を切り取ってパロディ的に自作映像の一部として使うことに関しては、著作権の権利の施行を緩めてほしい・・・と私は常日頃から思う。

私は、写真やビデオが大好きで、これまで多くの作品を作り上げてきた。

写真に関しては、その場の記録や美しい風景の切り取りとして納めるものだ・・・という思いが私にはあり、写真を加工したりするのは好きではない。
対してビデオに関しては、動画編集を行って、BGMを付け足して、また何かのパロディを行ったり、そういう事をして映像作品を作り上げていくことが、私は大好きだ。
写真は加工しない、ビデオは加工する・・・、このポリシーは多くの人に共通するポリシーだと思われる。

写真に関しては、個人の顔や名前が判っちゃうモノはネット上にはアップロードしないようにしている。まぁ私は人を撮るより自然などの風景を撮るのが好きなので、この辺に関しては大した苦労は無い。

しかし、ビデオの方は大変だ。
私はビデオ編集が大好きなのだが、作り上げてきた多くの作品がネット上にはアップロードできない作品となっている。エロや暴力とかそういう問題ではない。著作権の問題だ。既存の作品の映像の一部を使ったり、BGMもCDから取り込んだものだったり。

アップロードできない作品は、家族や友人らに見せたりしてパロディとして笑ったり感動したりして、それでおしまいと成ってしまう。あとはHDDの隅っこの方で眠って、その後日の目を見ることはないだろう。
多くの人が私の動画編集で楽しんでもらえて本望であり、十分有意義なのだが、やっぱり世に発表してもっと多くの人に楽しんでもらえたら・・・と思うこともまた常だ。

まぁ、著作権に関しては、多くの人が多少無視をしてアップロードをしていて、私もちょっとばかりの著作権違反をしながらYouTubeやニコニコ動画に動画をアップロードしてしまっていたりもする。・・・しかし、大々的にはできない。

 

 

ところで、YouTubeやニコニコ動画には最近、収入を得る手段が登場している。YouTubeなら広告による「収益化プログラム」だったり、ニコニコ動画なら利益還元としての「クリエイター奨励プログラム」などだ。

これらのプログラムを有効にするには、著作権を完全に守ることが必要となる。映像と音楽、全てにおいて完全にオリジナルである必要がある・・・はずだ。

「・・・はずだ」というのは、私にもその境界線が解らないからだ。

例えばYouTubeやニコニコ動画では、MIDIや楽器で既存の楽曲を演奏した作品をアップロードすることは許されている。しかしその作品によって収益を得て良いのか、その辺があいまいとなっている。
更に、ニコニコ動画では、一部のレコード会社が権利を持つCDの音源を動画作品の中で使っていいことに成っているのだが、その動画作品で収益を上げていいのか・・・もハッキリと解らない。

私は思う。
「どんな映像も、どんな音楽も、自由に使って映像作品を作りたい」

そして思うことがある。
「テレビ局のクリエイターはほぼ自由に使っている。自分もそうなりたい」

テレビ局では、例えば音楽の著作権管理会社との間で、「音楽を自由に使っていい」という金銭的な契約を行っている。ゆえにテレビ局が制作する番組の中で自由に楽曲を使用することが出来る。そしてテレビ番組は、その映像を放送することで収益を上げている。

この流れを動画サイトでも実現できないか・・・と私は考えるわけです。

テレビ局は、映像を発表して収益を上げている。
動画サイトも、映像を発表して収益を上げている。
テレビ局の映像クリエイターはテレビ局から給料をもらっている。
動画サイトの映像クリエイターは基本的に無償だ。

テレビ局の映像クリエイターは、既存の楽曲を使って映像作品を作って、それで収益(給料)をもらえる。
動画サイトの映像クリエイターは、既存の楽曲を使った場合は収益は得られない。

 

この流れを変えられないだろうか。
つまり、動画サイトが著作権管理会社との契約で、「音楽を自由に使ってもいい。そしてそれによって収益を上げてもいい」という流れだ。

金が欲しい・・・とかそういう事じゃない。
金銭的な数値は、社会的な貢献度としての実感が湧く。
それによってクリエイターのクリエイティブ精神が磨かれていくというものだ。
また、プロを目指す登竜門として、映像作成で「アルバイトレベル」の収益を得られる方法の確立としても重要だ。

常に著作権を気にしていて、そして映像制作への意欲がそがれてしまう・・・そんな流れが私は嫌なのだ。
映像編集をしていて、「あ、ここであの音楽をBGMとして使いたい」というアイディアが生まれても、「著作権違反になるからダメだ・・・」と諦め、折角の楽しいネタはボツとなる。

 

YouTubeとしても、ニコニコ動画としても、こういう流れは起こしたくない・・・と思っているはずで、ゆっくりではあるけれど、著作権に関して合法的に垣根が低くなっていく方向にはある。しかしそれと同時に「著作権業界」の声が大きくなっているのも事実で、世の流れに逆行しているのではと思うような発言までも出てくる。

「著作権業界」の思いもわかる気がする。
今までは、CDの売り上げだけを気にして、コピーなんてものは個人的な範囲でしか行われていなかったから声を荒げる必要もなかった。しかしネット社会が発達してコピーが氾濫するような社会に成って、権利を主張する声が徐々に大きくなっていった。

でもね、私は逆に考えますよ。
「著作権業界」なんて、20世紀後半の半世紀に急激に伸びた業界であり、歴史上権威あるものではない・・・と。
モーツアルトやベートーベンの時代は、個人的に楽譜を売ったり、演奏会で収益を上げて、それだけの事だった。あとは楽譜を買った人が自由にそれをコピーしたり演奏会で独自に収益を上げたり・・・、それでもモーツアルトやベートーベンは著作権を主張することはできなかった。それなのに彼らは良い作品を世に贈り続けた。

現在のクリエイターだって、そんなにも著作権にこだわる人ばかりではない。多くの場合はクリエイターとファンとの間に居る中間の主張が大きい。つまり「レコード制作、CD制作のための産業」が関わってしまうために、金銭的な確証が必要で、またその産業を守るために権利の主張が必要なのだ。
例えば、録音、原版作成、プレス、これらの多くに装置産業が関わってきて、この流れを止めるわけにはいかないわけだ。しかしインターネットの発達で、この流れが鈍化してきた。そして音楽系の業界は、ネットへの著作権の主張を強くせざるを得なかった。つまりレコード会社が自分の有する権利を存分に使ってネット上での流れに抗おうとしているわけだ。

 

 

将来的には、この「著作権業界の声」は小さくなっていくだろうと私は思う。
いや、そうであってほしい。
逆に、ネット上の流れを利用した「著作権業界」の生きる道・・・を模索していくことが、今後の主流となるのではないかと思う。

動画サイトのクリエイターは自由に既存の映像や楽曲をバックグラウンド(BGM等)として使用することが出来て、そしてその使用の権利に関しては、動画サイトがクリエイターに代わって権利者と対応していく。そんなネット社会に成ってほしい。
基本的に、クリエイター作品の「著作権を理由とした削除」などが起こらないネット社会だ。

映画、ドラマ、アニメ、音楽などを無加工で、そのまま動画サイトなどにUPしてしまうのは、これは当然削除されてしまってもいいと思う。

でも、既存の映像や音楽をバクグラウンドとして使用する分に関しては、許してほしいものだ。
これは世の多くの人が望んでいる事であり、実現してもおかしくない「社会の形」だと思う。

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