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2010年7月28日 (水)

宮崎駿のiPad騒動

宮崎駿がiPadを批判した。

そしてスタジオジブリが「借りぐらしのアリエッティ」に関するiPad向けにアプリを公開した。

これに対して世間では「批判したくせに」とか言っている。

世間って単純だよね。アホの塊だよね。スタジオジブリの代表って宮崎駿じゃないんだよね。鈴木敏夫が代表取締役で、星野ナンチャラって人が代表取締役社長なんだよね。で、鈴木さんと宮崎監督って仕事上でいつも話が合わない事が多いんですよ。今回も同じような事です。
っていうか「借りぐらしのアリエッティ」って宮崎駿が監督務めた作品じゃないし。

まぁでもね、わたし思うんですよ。
今回のこれは、この2人の意見違いだけの話ではない・・・と。もっと大きな世の中の流れなのだと。

 

日本政府は昨今、積極的に「クール・ジャパン」という言葉を合言葉に、日本の文化的なコンテンツを世界に広めて、それを経済的利益に結び付けようとしている。経済産業省は「クール・ジャパン室」という部署を設置してそれを支援している。そして現在、世界ではデジタル分野のコンテンツにおいて世界の覇権争いが起こりつつある。

アナログコンテンツの分野においては、世界では欧米発のものが7割以上を占めるそうだ。しかしデジタルコンテンツの分野においては、現在、1位がアメリカで、2位が日本であるというのだ。しかし、この2位という位置は安心できるものではなく、他の国々の追随に合う上台だと言う。

ここからは私の予想ですけどね。
当然日本のコンテンツの代表として、政府の役人はスタジオジブリにも出向いていると思うんですよ。そういう「~室」みたいな人がね。そして当然そこで「デジタルコンテンツ」についての相談みたいなものが行われると思うんですよ。

宮崎駿は、iPadを批判した。
そしてその1週間後に、ジブリ映画を元にしたiPadコンテンツの公開が発表された。

これは、経済産業省からの要望により、デジタルコンテンツへの進出強化へと乗りだしたスタジオジブリ代表の鈴木さん。そしてその話を聞いてブスっとしている宮崎駿監督のその風景を切りだしたような、そんな一連のニュースだったのではと思う訳ですよ。

 

私が思うに、私も宮崎駿監督と同じ思いである事に違いないんです。
iPadの便利さってのを理解したうえで、私はiPadの存在があまり好きではない。iPadだけではないiPhoneとかもあまり好きではない。あの存在は一時の、まぁせいぜい10年くらいの熱であって、一企業としてアップル社は成功かもしれないが、人類社会における礎となる存在ではないと私は考える。いや、礎になるのかもしれないが、「iPadやiPhoneのあの雰囲気が嫌い」って人は確実に居て、その部分が改善されない限り、社会のパイオニアには成れても、社会の主流には成れないだろう。

つまり、宮崎駿が思う所は、あの雰囲気であり風景なのだろう。頭の中だけが便利に成っても体が便利に成る訳じゃない。もっと実質的な物を体感する便利さを社会は求めなければいけない。

そして、日本のコンテンツはその部分にたけていると思うんですよ。
ハリウッドみたいな「ザ・デジタル」みたいなコンテンツって少ないでしょ。これがね日本のセンスなわけですよ。これで世界の覇権をね、狙うべきですよ。宮崎駿のセンスってこの辺りにあるはずで、これこそが日本のデジタルの指針だと思うんですよ。

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