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2008年9月 8日 (月)

「偽善エコロジー」について 1-1 「レジ袋問題」

「偽善エコロジー」
武田邦彦が書いた環境問題ネタの本だ。

武田邦彦は、「レジ袋を使わない」は、ただのエゴだと言う。
「レジ袋廃止運動は環境目的ではなく、小売業者の経済戦略(経費削減)だ。だまされるな」・・・という内容だ。

彼は主張する。「かつて20世紀の初頭、プラスチック(塩化ビニール)に生成できない成分は燃やして捨てていた。そのカスの部分(ポリエチレン)を使ってレジ袋は作られている。どうせ捨ててた部分を利用してるんだから、レジ袋(ポリ袋)の使用は無駄ではない。」、と。
彼は著書の中で自分で言っている。「昨今ではその捨てていた部分(ポリエチレン)で、レジ袋、車のバンパー、ビールケースなどを作っている」・・・と。ということは、かつては無駄な部分だったが、現在ではプラスチックとして使用可能な成分となり、世に活用されていると自分で理解しているのだろう。・・・言ってる事が矛盾してきますよ。
彼は「レジ袋を使わないとその原料は棄てられてしまう」と主張しているが、同時に「現代では同じ原料でプラスチック製品を作っている」という意の事を自ら説明している。つまり、レジ袋の原料が棄てられている現状なんて存在しないことを武田邦彦は知っていながら、冒頭で「棄てられていたものだから、もったいないからレジ袋として使え」と主張している訳です。

どんなに理解力の無い人だって、1回使って棄てられる使い捨てのレジ袋より、プラスチック製品としてビールケースなどにされた方が、省資源という環境問題に関してより良い方向性であることは理解できるはずです。

 

この問題を彼は、「CO2排出問題」として語りたいのだろうか。
それとも「省資源問題」として語りたいのだろうか。

確かに20世紀以前はポリエチレンの原料である成分は使い道が無かった。燃やして捨てていた時代もあったでしょう。そして20世紀初頭です。生まれたばかりの自動車業界がそれに目をつけ、その成分を使ってガソリンという規格を作り、ガソリンエンジンを開発し現在までの発展を遂げました。また戦後になってその成分はあらゆる化学製品に応用されるようになり、ガソリン、繊維、プラスチックなどの原料となっていきました。そして現在、そのかつて捨てられていた成分は「ナフサ」と呼ばれる状態に一時精製され、多方に使われている。

どんなに理解力の無い人だって、1回使ってゴミとして無駄に燃やされる使い捨てのレジ袋より、またナフサ由来の燃料として、エネルギー源として燃やされる方が、省資源という環境問題に関してより良い方向性であることは理解できるはずです。

 

現在、レジ袋の成れの果ては、ゴミとして燃やされる運命にある。「使い捨て」の代表格となる存在でしょう。
一方、プラスチックとして活用された場合、場合によっては何年も何十年も使われた後、その末路はゴミとして最終処分地に埋められる場合が多い。
「CO2排出」を問題視するのであれば、燃やさずに埋められた方が環境に優しい。
「省資源」を問題視するのであれば、他に使い道のあるポリエチレンをワザワザ使い捨て用途に使うこともないだろう。
彼は「ナフサ」という存在を知らないのだろうか。ナフサとはポリエチレンの原料であり、ガソリン、石油繊維、プラスチック製品などの原料であるわけです。いわゆる万能原料。ポリ袋を使用しないとその成分が無駄に燃やされてしまう・・・なんて、彼は何を持って言っているのだろうか。
(注:ガソリンの原料は「重質ナフサ」であり、石油繊維、プラスチック製品などの原料は「軽質ナフサ」である)
そもそも煙突の先で炎が出ている風景を指して、彼は「あれがポリ袋の成分だ」と言う。何を馬鹿げた事を言っているんだ。あれは、石油コンビナートにて精製工程で取り切れなかった微量の「メタンガス」などの軽い可燃ガスを燃やしているだけ。人間のやることに100%などあり得る訳もなく、取り残しは必ず出るもの。メタンガスをそのまま大気開放する訳にもいかず、最善の策として煙突の先端で燃やしているのだ。

レジ袋を使用しない場合のエコバッグの存在についても、彼は否定している。
「現在世に広まっているエコバックのほとんどは石油由来の繊維で作られたものであり、結局は石油を消費している。よってエコではない。」との論法で。
使い捨てをするレジ袋と、数百回単位で繰り返し使用できるであろうバッグの存在を、同列で比較していいものなのだろうか。
また彼は、「エコバッグの石油成分は便利な素材であって引く手数多だ。よって買い物には使い捨てのレジ袋を使用するべき」と主張する。引く手数多って「塩ビ」などのことを言ってるんでしょうか。
便利な素材、素材の用途が多い・・・という問題は、それは石油製品の「経済問題」だ。「需要と供給」の問題。
対して、他の用途にも使える素材(ポリ)なのにレジ袋として「使い捨て」するのは、確実に「環境問題」だ。

それに石油由来の繊維が環境に対して問題なのであれば、石油以外の繊維で作ったエコバッグを使えばいい。
彼は「綿などで100%エコバッグの需要を満たすのは不可能」と言っている。
ま、現在の世界の流れのままであればそうでしょう。 なぜか。それは単に需要が薄いからエコバッグ用の強度を持つ綿織物を作ってないというだけ。 武田邦彦のような存在が「エコバッグは面倒くさい」と考えているから受容が伸びないだけ。
綿が足りない?そんな馬鹿な。レジ袋を使うような先進国の人のほとんどは綿を着て生活している。肌着の3~4枚分の綿さえあれば丈夫なエコバッグが作れるのが正しい見解のはずだ。
こんなことを理由にしてレジ袋(ポリ袋)の「使い捨て」を推奨することは間違いだ。エコバッグの存在意義を否定することは間違いだ。
・・・環境のことを少しでも考えて行動するのであれば、たとえポリエチレン製のエコバッグだっていい。世に広める努力をしたり、綿製、皮製のエコバッグの普及に努力することが正しい行動といえるだろう。

何にしても、武田邦彦は「ポリ袋の使用は無駄ではない」という主張だ。ま、百歩譲って「無駄ではない」としても、それによって彼が「環境」に対して何を主張したいのかが解らない。「使い捨て」の文化のどこに「無駄はない」という意見が生まれる余地があるのか。
彼は「レジ袋はゴミ袋として再使用が可能だ」などと言っている。ゴミ箱代わりの袋、またはゴミ箱が汚れないように入れる袋としてでしょう。家庭で楽にごみ処理をしたいが為の一時的な再利用のレジ袋、またその後にすぐに廃棄されるレジ袋のことを言っているのでしょう。ゴミ箱代わりに使ってるならゴミ箱を使えばいい。ゴミ箱が汚れるなら洗えばいい。スパっとゴミ箱を片付けられるからという理由でゴミ箱にレジ袋を敷いているなら、そんな下らない楽さの前に「環境意義」は揺るがないことを理解すべきだ。

エコバッグはスーパーの売り上げになる?レジ袋代を削減してる? いいじゃないか、いつもお世話になってるお店だ。少しは楽になってもらおうよ。世の中厳しいんだから。

武田邦彦は、そんなにもタダでレジ袋が欲しいのでしょうか。
武田邦彦は、買い物に行く時に自前の袋を用意することが、そんなにも面倒なのでしょうか。
彼は何が不満なのでしょう。
武田邦彦はかつて「旭化成」の社員だったらしいです。旭化成ってビニールやポリエチレンなどの製品を作ってる会社ですよね。 もしかしてそういう会社の肩を持っての発言なのでしょうか。 レジ袋を作るような会社の将来を憂いて、こんな下らない主張をしているのでしょうか。

全く、何と言えばいいのか。
彼の論法はセンセーショナル・・・のように見えるが、実際はなんともおかしな「偽善エコロジー」論と言えるだろう。

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アルキメデスの原理による海面上昇否定の是非 武田邦彦を始めとした,池田清彦,渡辺正,薬師院仁志,山形浩生,伊藤公紀,岩瀬正則などの地球温暖化に対する懐疑論 レジ袋の是非を問いたい エコバック エコバッグは環境に優しいのか 温暖化って本当なのだろうか その疑問をお答えしたい 懐疑論を否定する論理は容易であるが文章家することはとても労力を必要とする 浅草キッドの水道橋博士や宮崎哲弥は「博士も知らないニッポンのウラ」によって染まったようだ

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環境問題」カテゴリの記事

コメント

「昨今ではその捨てていた部分(ポリエチレン)で、レジ袋、車のバンパー、ビールケースなどを作っている」
なんて書いてありませんよ

よく読み返して下さい

投稿: つけめんデリック | 2008年10月 3日 (金) 02:49

>つけめんデリックさん

よくお読みください。
「偽善エコロジー(新書版)」P,17の2~4行目にその内容が書かれており私はそれを要約して書きました。

「レジ袋、バンパー、ビールケースは石油の廃品(彼の言うところのポリエチレンの原料)から作られており、環境には特によいのです」と言う意の内容の文章が書かれています。

投稿: Snow(ブログ主) | 2008年10月 3日 (金) 03:09

そもそもなんで「矛盾」なのか謎です。

投稿: | 2008年10月 7日 (火) 17:16

「つけめんデリック」さんですね。
そうですか、謎ですか。
頑張ってください。

投稿: Snow(ブログ主) | 2008年10月 7日 (火) 20:35

IPでないのでしょうか?
わけのわからぬ展開。

投稿: つけめんデリック | 2008年10月 8日 (水) 16:09

>>つけめんデリックさん

IPアドレスの明示が欲しいなら公開しましょうか?

「なぜ矛盾なのか謎だ」ということなので微妙に本文10~23行目辺りの文章を書き換えて、色等も付けてみましたけど、どうでしょう。ご理解しやすくなったでしょうか。

投稿: Snow(ブログ主) | 2008年10月 8日 (水) 17:44

なんで脅すんでしょうか?
IPがわかるなら、頓珍漢な同一認定はありえない、とほのめかしているんですが、わからなかったですか。

投稿: つけめんデリック | 2008年10月 8日 (水) 19:08

>>つけめんデリックさん

脅しているって何のことでしょう??
私の行動の何が「脅している」ということになるのですか?
>IPでないのでしょうか?
という貴方の意見に答えただけですけど。

貴方が何を主張したいのか私には解かりません。
「頓珍漢な同一認定」とか、何が言いたいのですか?
何か「偽善エコロジー」や「レジ袋問題」に関連した意見ですか?それとも無関係ですか?

もしかして貴方は「2008年10月7日(火)17:16の書き込みは自分じゃない」と主張したい訳ですか?
そういうことならハッキリとそう主張してください。明確な文章でそう言ってください。

私は、名前を書き忘れたのかな?と思い「つけめんデリックさんですね。」と確認文を書いたまでです。
「2008年10月7日(火)17:16」の書き込みが貴方(つけめんデリックさん)で有ることは私の方からは明確ですから。
IPアドレスだけじゃなく、全ての条件が決定的ですから。

私は、貴方が誰であろうと知ったところでは有りません。
気に成るなら全てのコメントを非表示にしましょうか?

もっと有意義なるコメントが欲しいのですが。
下らない事を気にしてないで、「偽善エコロジー」または「環境論」についてコメントしてほしいです。

投稿: Snow(ブログ主) | 2008年10月 8日 (水) 20:16

武田邦彦の主張を、つけめんデリックさんに分かりやすく書くと、

レジ袋の材料は、「昔、余り物だった。今、バンパーなど用途がある。」

「レジ袋は余り物から作られているのでムダではない。」

この2つは、現在を考えれば、矛盾している事は自明ですね。

つけめんデリックさんは、本を読めずに批判していませんか?

投稿: 側方支援 | 2008年10月 9日 (木) 02:48

>側方支援さん

フォローありがとう御座います。
この辺りの矛盾を理解してもらえないってのは、こっちも困ってしまいます。

投稿: Snow(ブログ主) | 2008年10月 9日 (木) 20:27

自演ですか

投稿: つけめんデリック | 2008年12月14日 (日) 17:19

残念ながら、「側方支援」は私です。

仮に、自演だとして、何か言い返せますかね?

投稿: 綾波シンジ | 2008年12月16日 (火) 23:24

素朴な疑問なのですが、レジ袋を生産するために
自動車用のバンパーやビールケース用の原料は不足しているのですか?
もしもそうであるならやはりレジ袋を使用するのは間違っているでしょう。

ちなみにバンパーやビールケースはポリプロピレンで作られており、レジ袋はポリエチレンなのでそもそも由来する原料が違うし、ポリエチレンはもともと耐久性の低い素材だからあまり耐久性の高い用途には向かないと思います。
結局は使い捨ての用途にしか使用できないから、使用後には燃料として使用できるレジ袋は(それなりに)有効な活用法に思えます。
私は偽善エコロジーを読んでいないので、ここに書いてあることだけを切り取って意見を言うのはどうかと思うのですが、この項目に関してだけ言えば主さんがあまりにもヒステリックになっているのではないかと思います。

私はエコバッグをあたかもファッションのように捉えている風潮があまり好きではなく、エコバッグはレジ袋を再利用する形で使用しております。あんなものはそれこそ買って使用するものではありません。単にカバン屋を利するだけです。
(消費を刺激することになるとの観点からは賛成ですが)
またレジ袋を有料化するのは賛成です。
何故なら只だと思っていい気になってビニール袋を持って行く婆連中が許せないからです。
でも、ポリエチレンからレジ袋を作っていること自体は悪いこととは思いません。
一旦袋にしてから燃やすか袋にする前に燃料にするかという選択肢なら袋にするのもありなのではないでしょうか?

なお、旭化成は恐らくレジ袋のみ作っているちんけな会社ではないと思いますよ。
(一番言いたいのはそこか!と受け取らなければ幸いです)

大麻の毒性について調べていたら、レジ袋問題との言葉が出てきたので興味深く読ませていただきました。

投稿: | 2009年2月23日 (月) 18:56

私が一番に考えることは、消費者の「省資源意識」を邪魔することは間違いだということ。
そして「レジ袋だけ」ではなく、「世の使い捨て商品の全て」の消費を抑えるべきだ、と私は考えます。


私もエコバッグの無意味な流行は嫌いであり間違っていると考えます。しかしその無意味な流行は既に終了しているし、それに関して語ることは私には有りません。

「バンパー、ビールケース」を例として言ったのは、単に武田邦彦の文章のパロディです。製品としてそれを限定している訳ではありません。

ポリエチレンの原料であるナフサからプラスチック成型は可能です。ペットボトルもそうだし、FRP(繊維強化プラスチック)の原料もポリエステルであり元はナフサ。ちなみにFRPは車や船舶の外装などに使われる素材です。風力発電の羽もFRPですね。

「使用後には燃料として使用できるレジ袋」と言いますが、その流れが徹底されるならそういう社会も良いでしょう。どうせこの社会は石油をエネルギー源として燃やし尽くすのでしょうから。
しかし、現状のままではそれが徹底される気配はありません。
また、しばしばレジ袋は最終処分場に行きます。又は野山、河川、海などに流れて放置されて飛ばされて・・・。
レジ袋を資源回収してそれ以外を徹底排除するなら、そういう社会でもいいと思いますけどね。

「燃料になる」の用法が「ごみ焼却場の燃焼燃料」としてならそれは無意味です。炉の焼却燃料としてはレジ袋はカロリーが低すぎます。通常は焼却炉には重油を使います。
燃料化するなら、液化させて何か別の燃料として使うことが有意義でしょう。


私は何も「プラスチック原料が足りないからレジ袋を無くせ」と言っているのではありません。
レジ袋を含め、全ての石油製品は社会から減らしていくべきだと言う事です。どうしても使いたいのならそれは「使い捨て」ではなく必要不可欠な部分に使うべきである、と。

石油のあまり物で作ってる?
エコバッグが環境負荷?
武田邦彦の言っている内容、
私は、そのような間違った論調で「レジ袋の存在」や「使い捨て」を肯定すること、それに対して「間違っている」と言っているわけです。

武田邦彦がいかにも尤もらしい数字や論理で世に放っているので、私の説明も細かくねちっこく成らざるを得なくなっているわけです。ヒステリックに感じるのでしたらこれが原因でしょう。

投稿: Snow | 2009年2月24日 (火) 00:22

平日の映画撮影にエキストラ参加している管理人はNEETですか?

投稿: 任意 | 2009年6月 6日 (土) 23:33

>任意さん(つけめんデリックさん)

今日はアドレスが違いますね。
いつもは東京からなのに今日は千葉からのアクセスなのですかsmile
ご旅行ですか?ネットカフェですか?アドレスが違うのになぜ貴方がつけめんデリックさん本人だと判るか不思議でしょwink
さ~ネット社会って怖いですね。


貴方私のプロフィールページにアクセスしたこと無いですよね。私は会社の経営者であり仕事の調整さえ出来ていれば平日に休んでもだれも咎める人はいないんです。自己責任ですので。

そういえば貴方、2ちゃんねるにも同じこと書いてましたね。(2chにリンクされるとすぐに判るんです)
その2ちゃんねる書き込み時間とブログ記事アクセス時間を比べると、つけめんデリックさん、あのレスを書けるのは貴方しかいないんです。
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/atom/1201768438/527-531
↑このレスの時間帯、ブログの関連記事へのアクセス記録は貴方だけなんですよ。さみしいですね自作自演ですね。面白いから放置してたんですが、いい加減ウザイですよ。


以前のやりとり、そんなに悔しかったのですか?
それでウジウジした仕返しをしてるんですよねconfident
くだらないですよ。人間が小さいですよ。つけめんデリックさん。
貴方はつけ麺とプロ野球のこと以外は語らない方が無難です。

投稿: Snow | 2009年6月 7日 (日) 06:54

エコバッグの使用が無条件にエコはだとは想えません。
その使われ方次第ではレジ袋よりも酷いものになる。
エコバッグの使い捨てに近いことが行われている気がします。

投稿: ysigle | 2009年7月19日 (日) 10:45

>ysigleさん
そうですね。
多くの頭の悪い現代人が「エコバッグさえ使ってればいい」と考えているなら、そうなる傾向もあるでしょう。
ま、何だっていいんです。エコバッグというのは、例えば募金をした証の「赤い羽根」の様なもの。それだけで社会が変わると考えている・・・というよりも、「少なくとも私は環境の事を考えてますよ」という指標の様なものでしょう。

レジ袋だのエコバッグだの、どっちが得か、どっちがエコか、とか気にしている時点で、環境論や資源論について理解が足りない・・・と私は考えます。レジ袋削減やバッグ程度では環境対策としては雀の涙なのですから。
どっちが環境的に得か・・・という問題ではない。
問題は「使い捨て社会」をどう考えるか。

エコバッグ推進の流れというのは、社会に対して「使い捨て社会を考え直してみよう」という運動だと私は捉えます。ビニールやポリばかりでなく、世にあふれる全ての使い捨て物に対して考えるべき時代になってきた・・・ということです。

そういう社会の流れ・・・、私は「エコバッグ推進」は正しい流れだと考えます。「レジ袋の使用」は控えるのが正しい社会、有るべき社会だと考えます。

投稿: Snow | 2009年7月19日 (日) 12:34

非常に丁寧に解説してあってわかりやすかったです。
環境問題について調べているので、参考に拝見させて
いただきました。

私はレジ袋削減は、国民一人ひとりに環境への意識を
持たせるという点において非常に効果のある戦略である
だろうとは感じています。
その点で賛成しています。
しかし、環境問題を直接解決する手段となりえるのかと
考えた場合、効果はないだろうと考えてしまいます。

有料化によって、レジ袋の削減が行われたとしても、
エコバックの生産量は増えていきます。
同じ原料から作られたバックでは、さらに資源の無駄遣い
とは考えられないでしょうか。
何度も繰り返し使用できるのだから、レジ袋より
環境にやさしいという意見もありますが、
何かにつけてエコバックをプレゼントするキャンペーンが
あったりで、実際私の家には使わないエコバックが何個も
しまいこまれています。

エコバックの原料を布製に限定するなり、
生産量をある程度制限しない限り、
さらなる無駄を産んでしまうだけのように感じます。

環境への意識がある程度国民に染み付いたところで
政府はレジ袋削減の政策を切り上げ
根本的な解決法を模索する必要性を感じます。

環境問題は難しい問題ですね。

投稿: rin | 2010年1月 6日 (水) 04:30

>>rinさん
コメントありがとうございます。
私もそう思っております。レジ袋の無駄云々というのは象徴的に扱われるべきモノであり「それさえ行えば環境対策になる」という認識はしてはいけないモノだと考えます。
私がこの文章で言っているのは武田邦彦の言う「レジ袋の使い捨ては環境負荷じゃない」「問答無用でエコバッグは無駄だ」とする考えの否定です。

武田邦彦を意識せずに私がレジ袋について書くならば、「使い捨てレジ袋の否定は間違っていない」「レジ袋問題はゴミ問題でありCO2問題ではない」「レジ袋を減らしたところで環境問題の抜本的改革にはならない」「エコバッグに関しては否定しないというレベルの考え」という内容を柱とするでしょう。

基本的に私はレジ袋についてあまり興味がありません。環境問題として小さなものですから。
ただ武田邦彦が間違った事を言っている、そしてそれをマスコミがセンセーショナルに取り上げているので、それを否定しただけに過ぎないんです。

投稿: Snow | 2010年1月 6日 (水) 09:35

原油は石油やガソリンを主目的に採取してんだからその残りを有効利用するという趣旨の武田氏の話は本質的に何らおかしくはないでしょう。
多分あなたが言いたいのはどこが間違ってる・おかしいっていう科学の正しい間違いの話であって社会とか人間にとってどうかっていう視点が抜け落ちてるのでしょう。
武田氏は科学者としては全く不正確な部分が多々ありますが本質的な問いという部分では大いに参考になると思いますが。

投稿: DEDE | 2010年9月 7日 (火) 12:54

レジ袋の問題は、矛盾が多く、それについて考えずにエコだと信じている人がほとんどです。
エコバックとレジ袋のどちらがエコかという問題ではないという、あなたの考え方に同意できます。

ただ、武田氏の批判という切り口が、物事の本質を伝わりづらくしてしまっていませんでしょうか。

レジ袋削減は、エコでしょうか?

この質問は、その答を求めるものでは、ありません。
私は、こういう活動に取り組むこと気持ちを、否定したくはないと思います。

今、地球環境は人間にとって『マイナス』に動いていますね。
だから、何かしなくちゃいけないと、みんなが思っています。

でも、「できることからはじめよう」という言葉で、
誰かに提示された、『エコを冠に付けた活動』を始めてしまう。
それが正しいと、信じてしまう。

それはファッションや、宗教と同じです。

どんなに地球生物が滅びても、自然は形を変えて生き残る。
『マイナス』の矛先は、あくまで人間に向いています。

私たちは、私たちのためにエコを考えていかなくてはいけないのだと思いました。
そして、「エコ」それ自体が人間のエゴであることを忘れてはいけないのだと思うのです。

投稿: p | 2010年12月14日 (火) 11:17

>原油は石油やガソリンを主目的に採取してんだからその残りを有効利用するという趣旨の武田氏の話は本質的に何らおかしくはないでしょう。

「ポリエチレン(その原料のナフサ)が余っていて捨てるくらいならゴミ袋にしちゃえ。」というなら多少の異論はあるものの理解できなくもないのですが、現在のポリエチレンは余っていないんです。
ポリエチレンが誕生するきっかけが余剰物の利用だったとしても今は余剰物じゃないんです。
レジ袋が減れば他の用途に回すことが可能です。日本国内で需要が満たせないなら外国に売ればすみます。
余っていないものを余っているようにごまかす武田邦彦の論理は本質的に間違ってます。

投稿: 7$¥ナナシー | 2011年1月22日 (土) 18:37

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