世界の原発攻防 2008
■二度の巨大事故により世界が畏縮
1979年 アメリカ、スリーマイル島メルトダウン事故
1986年 ソ連、チェルノブイリ原発事故
■ドイツの原発ゼロ化計画
これは原発事故の危険性に対して取られた政策。
ドイツでは現在、原発の建設が法律によって禁止されている。
※↑ここまでが、原発の畏縮期
※↓ここからが、原発見直し期
■地球温暖化問題
温暖化ガスの排出がほぼゼロである原発に陽の目が当たってきた。
■石油資源の不安定化
中東、アフリカ、南米・・・多くの石油産出国が、反米などを掲げ情勢が不安定化している。
そして、何より石油の枯渇が将来の懸念材料として具体化してきている。
それと共に、中国やインドなどの新興国の発展が、石油資源の争奪戦に参加してきた事により、問題は激化してきた。
■ウラン争奪戦
カザフスタン
小泉純一郎が総理大臣の仕事納めとして一番最後に訪れた国。
この国はウラン埋蔵量が世界一といわれている国だ。
しかも、開発が殆んどされておらず、・・・にもかかわらず、現在のウラン産出量が世界第2位。
この国に世界は目をつけている。
当然、小泉総理はこれを意識した外交の為に訪れたわけです。
(ウランの他にもレアメタルが各種有るので、日本の工業界としては目が離せない国となっています)
NHK解説委員室ブログ 時論公論 「カザフ、ロシアとの原子力協力」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/2922.html
■濃縮技術の独占
ロシアの戦略
ロシアは、カザフスタンのウラン濃縮を全て独占しようと画策している。
■アメリカの選択
不安定な石油資源を少しでも敬遠するために、原子力を再び取り入れる決意をした。
■ヨーロッパの選択
地球温暖化に対するCO2削減政策と相まって、原発の安全性の向上を考慮した結果、脱原発政策の見直しへと動いてきている。
原発ゼロを宣言したドイツも、動き始めているようだ。
欧州「脱原発」見直しへ
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06100628.cfm
■原発建設ラッシュ
アメリカが方針転換したことが大きいとされています。
スリーマイル島事故以来、アメリカは原発建設を絶ってきましたが、昨今のあらゆる情勢が、原発復活の契機となりました。
アメリカを含めて世界の原発需要は、2030年までに150基。
原発一基あたり3000億円。
新に生まれる市場は40兆円となる。
■原発建設は日本の独壇場
原発建設業界は、規模の大きい順に、
AREVA(仏)、三菱重工、東芝、日立、GE(米)となっている。
40兆円という資金は確実にこの5社に分配される事になる。
そんな中でも、将来これから求められる巨大原子炉用の部品などに関しては、実は日本の企業の独壇場となっている。
非常に興味深い状況だ。
ちなみにロシアは、ソ連時代に建設された原発を維持するだけの能力しかなく、またソ連の建設政策もチェルノブイリ事故によって凍結され、そのままソ連が崩壊したため、建設技術そのものが凍結されてしまった。
新規に建設するにはやはり日本の技術が必要となる。
■日本の「非核三原則」
「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という、日本政府の三つの原則。宣言。
法律ではないため、この三原則自体に法的な拘束力はないが「核兵器を持たず、作らず」の日本独自の核保有に関する2項目については、1955年に締結された日米原子力協力協定や、それを受けた国内法の原子力基本法および、国際原子力機関(IAEA)、核拡散防止条約(NPT)等の批准で法的に禁止されている。
この日本の基本政策により、軍と密接な関係に有るロシアの原発関連機関にたいして、日本は協力することがとても難しくなってきている。
また、インドはNPTを批准しておらず、核兵器を独自開発したことで、日本からの原発支援が行いにくい状態に有る。
しかし、そんなインドに対して現在アメリカは原発に関して緩やかな姿勢を見せている。
発展著しいインドに対して、原発利権を得る事は経済的に大きな意味を持つ。
中国への対応は日本はどうするのでしょう・・・。
このへんの世界情勢と攻防にちょっと、興味深深です。
グリンピースとか、この世界の流れをどう動いていくんでしょうね・・・
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/nuclear/2003/20030322seminar_html
原発が環境に良いって流れの話に成ってきてるわけです。
放射能漏れが怖いか、地球温暖化が怖いか・・・どっちが環境問題として大きな問題かってことになってきますね。
ま、グリンピースとかって、単なる政治の道具だからね。
カリブの海賊が政府の差し金だったのと同じ。私掠船と言うべきかな・・・。
末端はどんな気持ちでやってるのかは知らないけど。
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