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2007年12月 5日 (水)

これでいいのか!温暖化対策

温暖化対策って、今のままでいいのだろうか。
排出量の制限してれば温暖化って抑えられるの??

温暖化対策の最たるものとして国際的に決められた京都議定書
これは温暖化ガスの排出量を規制すると共に、排出権の取引を誘発する条約だ。

世界中の多くの人は、この条約に準じて行動すれば次第に温暖化は和らいでくるはずだ・・・と考えているようだ。 またそんな事を考えるよりも先にその基準を達成する事だけ考えて無心になっている人も多いかもしれない。 ・・・ただ、投資や取引としてだけの存在として。

京都議定書とは、1990年を基準に世界の先進国が数パーセントづつガスの排出量を抑えるというものだ。 しかし、果たしてそれは本当の意味で地球温暖化の対策として成り立っているのだろうか。 たしかに、温暖化ガスの排出量を制限する事は有る程度の問題の方向性を人類全体に投げかけている。 しかしそれは対策として抜本的で有るのだろうか。
 

とりあえずCO2だけを考えてみよう。
CO2の元は何といっても石油だ。
石油を燃やす事でCO2が発生する。
石油の年間使用量を10%前後減らすことが現在の世界の目標だ。
でもそれでいいのだろうか。
それって、単に石油の枯渇次期を遅らせるだけであって、結局は石油を全て使っちゃう規制じゃないだろうか??

Hubbert2004p Hubbert2000p

ピークオイル論というものの中にハバート曲線というものが有る。
これは世界の石油産出量を予測する曲線グラフを描くものだ。
そして、それに順ずれば、世界の石油そう使用量の積算はロジスティック式という式を使って表す事が出来る。

この曲線は1つの説であり1つの例なのだが、確実に言える事は石油は枯渇に向かっているということだ。
石油の年間使用量を減らすということは、以下のようなグラフが、X軸方向に伸びるか縮むか、石油の終わりが50年後になるか100年後になるかの違いでしかないことが予想できるだろう。
結局は石油は使い切ってしまう・・・そういう方向にある。

Hubbertcurve Sigmoidfunction
上記左の式(曲線)を微分する事によって右のような式(曲線)になる。
・・・数値は別ですがね、グラフの形状として同じものと成る。
面白いです。
数学における微分や積分とは、こういうところで役に立つんですね。
統計学、分析学とはこういうことです。

地球上の植物がCO2を吸収する量というのは現状では増えることは期待できない。 そしてその量は地球上の生物が吐き出すCO2の量に釣りあう程度の量でしかないはずだ。 ここ数万年の地球はそのバランスで歴史を刻んできたのだから。

ということは、結局は石油によるCO2の増加は限界まで進めてしまう、人類はCO2排出量を制限しても温暖化は止めることは出来ない、ただ危機を先送りするだけの事・・・ということになる。

以上のことを考えると、私は「京都議定書」または2012年からの「ポスト京都議定書」における排出量の制限だけでは、温暖化に対する抜本的な対策にはなっていないと思うのです。
「京都議定書」には確かに「吸収源活動」という項目も有る。 しかしこれを主として考えている人は少ないと言わざるを得ない。
現状の科学力では、CO2の吸収は植物によるものが主であり、人類は植物の光合成活動を促さなければならないはずなのに、世界的に緑は減る傾向に有るし・・・。

人類はどこへ行ってしまうのだろう。
未来少年コナン」の世界のように、「北斗の拳」の荒廃した世界のように、「マッド・マックス」の荒んだ世界の様に、人類の未来は暗いものとしか成りえないのだろうか。
悲しいことだ。



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コメント

石油によるCO2の増加の限界は、現在の確認埋蔵量でおよそ50ppm増です。

タールシェールなどを掘削すれば確認埋蔵量は増えますが、掘削後の環境復元コストまで考えると、石炭液化の方がまだマシというレベルでしょう。

というわけで石油の確認埋蔵量を使い終われば石炭・天然ガスが主になるでしょう。

石炭は主に発電・製鉄と大規模工場で利用されますから、必要であれば対策は可能でしょう。

ではホントに対策が必要かどうか、私はCO2による気候感度は3倍以上大きく見ていると思っています。

幸い2000年以後、世界の平均気温は横ばいですが、気候感度が正しいなら2020年頃には+1℃くらい上がっているはずですし、気候感度が間違いなら2020年頃は今からそう違わない筈です。

 石油の残量も2020年頃には半減してるでしょうから、その頃まで待って石炭・天然ガスの煙突に対策しても十分間に合うのではありませんか?

投稿: | 2010年2月21日 (日) 13:52

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